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どこが違う?





どこが違う?


はじめの3つの貼紙と、最後の1つの貼紙。どちらもコロナ感染拡大防止に関するものですが、違いがあるの、お分かりになりますでしょうか?


どの貼紙も丁寧ですし、図もあって分かりやすいです。では何が違うのか?

話題が手洗いとそうでないか?

という点ではなくて、語尾が違うのです。


3枚目までは、語尾が「お願いします」「お願いいたします」「ください」となっています。 一方、最後の1枚は、これらの語尾がありません。「します」という表現になっています。


このことは、どんな違いを生むでしょうか?


実は大きな違いとなります。


実際、文字の箇所をそれぞれに読み比べてみて、自分の中にどのような感覚の違いを感じられるでしょうか?


人は命令されるのを嫌います。 例え丁寧な言葉であったとしても、「してください」「お願い致します」という表現は、指示命令された感覚になります。1回2回程度でしたら気にならなくとも、これらが連続して繰り返されると、抵抗したくなるのです。ですから、4枚目の写真のように命令調ではない方が、人は抵抗なく言われたことを受け入れることができます。結果として促したい行動が定着しやすくなります。


公共のお手洗に「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます。」と書いてあるのもその原理でもあります。


こうした原理を知って、子供や部下、仕事を一緒にする方々に、本来誰もが持っている向上心や、やる気を自ら引き出していただくため、また落ち込んでいる方、自信をなくしている方に、自分の内側からの力を取り戻してもらうためにこうした言葉の使い方を知っていると、とても役に立ちますね。


以前参加された方から「毎日使える言葉の魔法ですね」と言われ、サブタイトルにさせていただいているミルトン・モデル特別セミナー、11月27日日曜日にオンラインで開催します。詳細はこちらから✨





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