古来日本では「口から言葉として発したことが現実化する」と信じられてきました。今でも、その信仰はあって、結婚式では忌み言葉として言ってはいけない言葉があります。 「言」も「事」も「こと」と発音しますよね。大陸からの言葉が入ってくる以前にこの国に古来からある言葉、やまとことばのうち、同じ発音、近い発音の言葉は、元は同じ意味であったと言われます。(『ひらがなで読めばわかる日本語』中西進著) 言葉として発する=現実(事柄)として起こる とかつて生きた方々がこのように捉えていたことが分かります。 だから、起こってほしくないことは、口に出さない風習があったと言えます。 それは、科学的根拠もない時代のものですから、長い長い年月をかけて智慧として蓄積されてきたものなのだろうと想像します。 脳科学が発達した今は、脳は否定語を理解できない。脳は想像したことを現実化させようとする。という脳機能の面からも裏付けることができます。 昨夜は36回目のリーダーのための言霊塾 入門編の前編でした。 関西やヨーロッパからの方も含め、各界のリーダーの皆様がご参加くださいました。聡明な頭脳も明晰で、人柄の暖かい方々が集われていて、こちらも幸せな時間でした。 ご参加いただきました皆様、ありがとうございました! 東京での対面開催は、4月11日(土)、銀座の予定です。
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