恒例の「古事記」読書会


1月から毎月、声に出して原文を読み、翻訳を美しい日本語で心のこもった今野先生の著作で読み進めています。


今日は「因幡の白兎~大国主命の根の堅洲国での修行」の途中まで読みました。


共に読むと、気付きも多様で、読みも多様で今回も広がりました。


「出来事のありのままを受け止める」 「虫やヤモリなどの小さな命を日常でも尊ぶ」 「自分から考えて動くのではなく、素直に言われたことに従っていくリーダーの在り方が印象的」 「本物の真心に触れることで相手の人の心まで変えてしまう。真心は周りに影響を与える」 「大国主命の純粋さそのものを心に留めておきたい」 「根の堅洲国の試練は、ドラゴンボールのストーリ―にも似ている」


などの感想がありました。


「古事記」は平和への祈りの書である、とおっしゃった先生もおられましたし、子々孫々に伝える生き方、リーダーシップの指南書だとされる先生もおられます。


答えは一つではなく、気づきも学びも、人生のどのような局面にいるのか?によって異なる。深淵なる知恵を伝えつつ、読み手の今に気づきをもたらす。だからこそ、神話には普遍性がもたらされるのですね。


「神話を12-3歳までに学ばなくなった民族は、100年で滅びる」とイギリスの歴史学者アーノルト・トインビー氏は言っています。


民族の神話に繋がることは、論理的な意識、思考を超えて、文化的、無意識、非ロジカルな面で、私たちが何者であるのか?の背骨を作り、地に足をつけてくれる物だと感じています。


この読書会が終わってから、「新釈古事記伝」の読書会に移りたいと思っています。


参加された皆さん、ありがとうございました。