「ことよさし」この世はまやかし
古事記冒頭文のクライマックスに、イザナキ、イザナミの命に、天から命令が下る箇所があります。「『この漂へる国を修めつくり固めなせ』と詔りごちて アメノヌボコを賜ひてことよさしたまひき」
まだ地球がしっかりと形になっていなかったときに、人間のはじまりの二神が、それらを修理固成するよう天から命令を受けた。というくだりです。
ここに出てくる言葉が「ことよさし」です。
毎月恒例『新釈古事記伝』の「受け日」を読み進めています。
かれこれ2020年から4年目にして7巻中4巻目になりました。
この書籍は、現代日本人リーダーに非常に深い学びになりますので、気づきを身に沁み込ませながら対話しています。
「まず第一に、我々が人間として生まれたことは、ひとつの「ことよさし」で、この場合の命令者は神様であり、受命者はわれわれ人間であって、委任された”こと”は人格完成への努力であります。(中略)ひたすらに人間の本性をよく知って、良く育てていくことが我々の苦しみであり、喜びであり、悲しみであって、。。。(後略)」
人格完成のためにわたしたちが生きているのだとしたら、目の前に起こる出来事や体験は、すべてトリック。そのトリックの中でいかに人間を磨く努力を続けられるか? 安きやお金儲けに流されるのはトリックに引っかかったということではないかと思え、本当に向かうべき方向に向けて日々を生きて行かれたか?を問われるゲームの中を生きているのではないか思ったりしています。
この世は虚仮だとお釈迦様がおっしゃったそうですが、そのまやかしに気付いて本当の方向性にむかえるのか?ロールプレイングゲームのようと捉えてもいいかもしれないですが、本質を常に見極めながら、一歩一歩を楽しみながら自分を磨きたいなと思います。
毎月一緒にああでもないこうでもない、と考察を深めてくださっている旅の仲間たちの参加者の皆さん、どうもありがとうございます。
読書会の旅はさらに続きます。
※この読書会は、「リーダーのための言霊塾 体験講座」に参加した方を対象に毎月一回開催しています。
既に上記講座に参加された方はいつでも入会できますので、ご一報ください。
まだ「リーダーのための言霊塾 体験講座」に参加していない方は、2時間で毎月開催していますので、お気軽にご参加いただければと思います。
リーダーのための言霊塾 体験講座
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