自分をもてなす 「衣服は着る薬」


この国に古来からある世界観に、「天と地の間にあるものは皆等しく尊い。山も川も動植物も空間も、すべてが神であり、あなたも私も神である。」とするものがあります。


そうすると、「身中主(みなかぬし)」とも言われる自分の中に宿る神様も大切に敬うということになり、現代で言うところの「自己肯定感」「自己尊重感」とは全く異なる次元の話になろうかと思います。


そうした意味で、古来この国の人たちは、自分を大切にしようなどとはつゆも思わず、万物に宿る神と同じように自分に宿る神を尊く思い、尊重してきたということなのではないかと思います。


ですので、タイトルの「自分をもてなす」という言い方もまた違って「自分の中にいらっしゃる神様を大切に扱う」と言ってもいいかもしれません。


「衣服は着る薬」と古来よりこの国では言ってきました。

薬自体があまり発達してこなかったそうですが、それは予防医学に長けていたからのようです。


皮膚は呼吸している訳ですから、その全身を覆う出たり入ったりする入り口に科学的なものがあるのか、天然のものがあるのか?で随分違うと思いませんか?

古来よりこの国のご先祖様たちは、身にまとうもの、何の草で染めた素材なのか?で体調を調節してきたと、以前やまとかたりの大小田さくら子先生より伺ったことがあります。


確かにそうだと思います。麻の衣服をまとった時のすっとする心地よさ、オーガニックコットンの優しさ心地よさ、絹のさらっとした着心地は、実際に袖を通したらどなたも実感できるのではないでしょうか。


そんなわけで、自分を大切に扱いたいと思う時、できるだけ天然素材、草木染めの衣服を身に纏うようにしています。


本来でしたらいつでもそのようにしていたいのですが、御仕事上どうしても天然素材で全身身を固められない時もあります。


リモートワークが増えてきた今、テクノストレスもあるのだとしたら、一層、自分の好きな天然素材の衣服をできるだけ着るようにしています。


一つ例を出すとしたら、オーガニックコットンにこだわった衣類づくりをしているプリスティンは、6~7年来のファンです。


自由が丘店にたまに行きますが、店自体が空気が澄んでいる気持ちがして好きです。


自分(身中主)を大切にしている、自分(身中主様)をもてなしている気持ちがするのが、プリスティンの服です。


他にはうさとの麻の服、麻福さんの小物、ひなみの衣(絹などの着物のための反物でできた洋服)などがお気に入りです。


自分にだけではなく、生産者の中に宿る神様や自然界そのものも尊重したものを、できるだけ選んで着られたらと思っています。