神話に触れる。軸ができる。
神話というと、何を思い出しますでしょうか?
世界各地に、その民族が口伝で伝えている物語がありますが、その物語の中でも、この世の成り立ちや人間の誕生について言及しているものが神話といってよいかと思います。そして、ここ日本では古事記がそれに当たると言えます。
神話に触れると、アイデンティティが立ち上がります。生きる軸が生れます。軸がしっかりしていると、ぶれません。変化の時代だからこそ、軸を明確にしておきたいですし、次世代に大切なアイデンティティを渡していきたいと思います。
古事記を表現した興味深い作品にここ最近よく出会っています。
一つは昨年末、能舞台で演じられた「一粒萬倍」。古事記のそれぞれの印象的なシーンを、現代舞踊(ダンス)と能、落語をミックスさせた形で表現していて、こんな風にあのシーンを現すことができるんだ‼️とその創造性と美しさを堪能しました。
次は、古事記すごろく。言霊ツアーで高千穂に行った際に出会って購入したのですが、これもまたよくてきていて楽しめます!物語をすごろくにしてもらうことで、自然とストーリーや神様の名前が入ってきて、面白い!
その次は、毎月の読書会で読んでいる『新釈古事記伝』。こちらは日本に長らく継承されてきた世界観、精神文化、大和魂や、やまとごころをリーダのために表現してくださったもの。本当に深くて、読書会で意見を交わし合い理解していくことが意味がある書籍だなあと感じます。
そして最後は、絵本『やまとことば神話』。
従来より難解とされてきた古事記冒頭文を、やまとことば一音ずつの音の響きに分解して紐解くと分かって来る本当の意味を、絵本でわかりやすく解説してくれています。
この絵本が出ると知った時、感動と喜びでいっぱいになりました。今この時代に必要な本が生まれた✨と感じました。
一人でも多くの方に、どんな方法であれ古事記に出会っていただきたいです。その入り口としてまずは冒頭文が絵本になった、この本をご紹介したいです。
古事記冒頭文には、宇宙の創生、地球の誕生、人類の使命までが描かれています。
古事記の本当の意味が分かると、生きる自信と主体性が生れることと思います。そして、こんなに深い洞察を、少なくとも1300年前から持っていたご先祖様たちの感性に、感銘をうけます。
この絵本の読書会&対話会を開催します。
22日土曜日9:00-11:30です。
タイミングの合う方と、ぜひ一緒に読み、人類の使命まで描かれているくだりに触れて感じることを、語り合いたいと思います。
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