社会問題との距離
かっこよかったです!!文化庁から今年、賞を受賞された佐野元春さん。30数年来のファンで、ツアーがあるたびにLIVEに通っています。元春さんの楽曲に惹かれた中学生の頃、作品だけではなく、毎週のラジオ番組で紹介される音楽や生き方にも、そして彼の社会問題に対する態度、距離感に非常に学びを受けました。
「世界では各地で戦争が起こっている。それでも僕はポジティブに生きることを止めない。」そんな発言を記事で読んだ時、中学生だった私は、ああ、そんな風に、社会で何が起こっていても、どの様な態度で人生に臨むのか?は選択できるのだ。しかもポジティブに生きると選んでいいのだ。と分かって、人生の指針になりました。
生きる指針を教えてくれる大人は周りにいなかったけれど、佐野元春さんに教えてもらったこの生き方、在り方に、ようやく人生の方向性を持つことができたのでした。
今回も、ほんとにライブはかっこよかった。社会に対する視線、社会へのロックな姿勢と視点からの社会課題の描き方。現実と乖離していない地に足の着いたエンターテイメント。懐かしい曲から最新の曲まで。
神奈川県民ホールは満席で、終わった後のホールのロビーの熱気も、湯気がいっぱい立っているように感じました。
感動と喜びと遊びの中で、社会に起こっている課題に、関心を持ち続ける。持ち続けながら、作品にし、活動にする。そんな大切さを改めて感じました。
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