東工大教授、中野民夫さんのラスト・ライブ
中野民夫さんの 東工大最終講演(ライブ)に伺いました。
私のような仕事をしている者には、書籍『ワークショップ』で出会った民夫さんは、雲の上のような存在でしたので、10年ほど前のある日参加したワークショップの、ワールドカフェのグループで一緒になった際に緊張したことを覚えています。
その後、アクティブ・ホープを仏教哲学者のジョアンナメイシーさんから学びにカリフォルニア郊外に行った際にご一緒し、そのご縁で、研究室に伺うようになったり、ワールドシフト・イベントで分科会をご一緒したりと親しくさせて頂いてきました。
東工大の教授職をこの3月で退任されるということで、最後の授業ならぬ、最後のLIVEに伺いました。
終始穏やかで和やかでユーモアがあり、自然な語り口で押し付けなく紡ぎ出されるこれまでの道のり。東工大でリベラルアーツのワークショップを開かれた体験談や大切にされている哲学。
「私たちは皆、地球の子供達です」と言われる慈愛と謙虚さのある自然体のあり方。
合間合間にギターを弾きながら歌う民夫さん作詞作曲の歌たち。
「大きな私は待っている。小さな私が戻るのを」
(「水の旅の終わり」の歌詞の一部)
いつも朝日を拝んでヨガをし、自然とともに過ごしてこられたからこその、自然体の感性。
かつて数学者、岡潔さんの文章を紹介してくださったことを思い出していました。
幸せな、心満たされる時間でした。
民夫さん、ありがとうございました😊✨これからも素敵な大人でいてください。
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