夢を叶える生き方
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ 西行
五島美術館「西行展」に行きました。西行はこの歌の如く、桜をこよなく愛し、桜花満開の時期に亡くなったと言われています。
西行は平安末期から鎌倉期に生きた、武士出身の僧侶。全国を旅しながら、多くの歌を詠みました。
夢は言葉にして書き記すことによって実現力が上がりますね。
学生時代に松尾芭蕉を研究し、芭蕉が憧れ影響を受けた一人が西行であると知り、卒論タイトルは「芭蕉と西行〜隠者としての旅を巡って」でした。
五島美術館の庭を歩きながら、歌の調べ、歌の力、三十一音の韻律について思いました。
この時代の西行も、古(いにしえ)に学び、学びを活かして創造している。
空が抜けるように青くて、そんな青空を見上げて、幸せだなーと思い「ああ美しい」と言える環境が、どれほど奇跡的なことか。どれほど恵まれていることか。と改めて思いました。
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