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古事記読書会。人事を尽くして天命を待つを感じる


毎月恒例、オンライン読書会を昨日は開催していました。『はじめて読む人の「古事記」』今日は初代神武天皇(即位まではカムヤマトイワレビコ)が故郷である高千穂を離れ、国を治めるに適した地と判断した大和へ向かうために、熊野から紀伊半島を北上する過程を読みました。 カムヤマトイワレビコが使命をもって全力で努力していると、天からの助けが2回ありました。ひとつが剣。夢のお告げを聴いた高倉下(タカクラジ)と言う人が持ってきてくれました。もう一つがヤタガラスによる道先案内です。 剣を持って降ると、土地の霊気にやられて倒れていた一行がすっと復活し、ヤタガラスに案内されると、戦いを仕掛けてくる人が出てこないルートを進むことができたのです。 私たちも使命をもって懸命に目の前のことに向かっているとき、見守ってくれているご先祖様や神仏がふと助け舟をくださるときがあると思います。(ここ数年の私の学び、ギフトシードの旅やインド哲学からそう思うようになりました) そんなことを描いているのかな、とも読めました。 見えないけれど守ってくれている土地の神様(神社)をはじめとした存在に敬意を払うこと、(トイレの神様と言う曲が数年前にヒットしましたよね。そこに共感できる感性そのものが大切だと思います)そのことが、今の日本の文明を永続させるために大事な知恵でもあると思っています。 「東に向かって戦ったから負けた。とは、午前しか戦わなかったのかな?」 「熊がちらっと出てきて去ったら気を失うってどういうことだろう?」 「尾のある人って、何者?井戸から出てきたり、岩を押し分けて出てくるって?」 などの疑問点、「中巻は神代の上巻に比べると想像できる範囲になった。」「尾のある人とは、原始的な生活の人ではないか?山深いエリアなので、動物たちのふりをしてその地に溶け込んでいる人ではないか?などの推測が出てきて興味深かかったです。」 少人数に分かれてああでもないこうでもないと話しておられるときのリラックスした感じが、いいなあ。と思いました。 神武天皇が紀伊半島を北上したルートを辿る旅、「言霊ツアー 熊野~橿原」は、11月1日~3日に開催します。 詳細はこちらです。 (写真は2018年の熊野ツアーより)

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