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仰げば尊し

  • 執筆者の写真: 株式会社ひらり
    株式会社ひらり
  • 2024年3月9日
  • 読了時間: 1分










仰げば尊し


一昨日の夕方,駅からの帰り道を歩いていると、背後から自転車が私を追い抜いて行った。


追い越しざまに、自転車に乗っている人の鼻唄が聞こえた。

20歳くらい年上のおじ様が、大きな声で機嫌良さそうにはっきり歌詞も入れて歌っている。


誰ということもなく、くつろいで機嫌良くしている人を見ると、私は嬉しくなるのだが、その時もゆらゆらと進む自転車の様子と相まって、そこはかとなくおかしみを感じ、心がじんわりとあたたかくなった。


そして、何を歌っているのかと耳を澄ますと、「仰げば尊し」だ。


いいお天気の春めいた夕暮れ前に、自転車を漕ぎながら気持ちよく歌うにしては少し選曲にズレがあり、それも又妙だった。


仰げば尊し我が師の恩。


実はその後、何かが完了したことを感じた。

今まで大事に持ってきたものが手放されて遠くへ飛び立っていき、新しいものが入ってきた。


次のステージに来たようだ。


あの自転車のおじさんは、「今がその時だよ。」と知らせてくれたんじゃないかと、2日経った今、振り返ってそう思っている。


「目に映る全てのことはメッセージ(荒井由美)」。

そのために、感性のアンテナを開き、磨いていようと思います。

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