先週末に伺ったソラシドスクールで学んだことで、感動したことがまだあります。
当日はニンジンの種を撒きました。畝に細長く窪みを作り、撒いていきます。ニンジンの種は、おがくずのように軽く小さいものでした。その種を、一粒ずつではなく、ある程度固めて撒くのです。
その理由は「種から出た芽が土を割って地上に出てくるために、いくつかの芽が束になって出てくると、その力で土を割り進むことができる」からなのだそうです。(明石農園の明石さんより)
この点に感動しました。
「三本の矢」と言う言葉がありますが、それは人間界だけの話ではなく、自然界にもあるということ。自然本来の力を引き出せるようサポートをするのが自然農における人の役割だということ。人間にはなにもコントロールするチカラはなく、ニンジン本来の力に委ねることなど、すべてに感銘を受けました。
ついつい自然から離れた便利な暮らしをしていると、何でもコントロールできるような錯覚に陥り、コントロールしようとしてしまいますが、本来私たちは作物の生命力によって生かされているのだという視点の反転を、種の撒き方を聞き、撒きながら感じ入ったのでした。
自然農、すごい。もうちょっと学んでみたいと思います。
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