10月7、8日に山口・萩の研修旅行に参加してきました。近代以降の日本と教育の原点に触れられるような、得るものの大きな旅でした。
吉田松陰先生の生誕地、松下村塾、松陰神社、資料館、一代で100社以上の会社を立ち上げた鮎川義介氏生誕の地と井上馨氏のお墓に合掌した時、 どれほどの深い思いで後世に日本という国や、人として大切なものを教育や国づくり、産業を通して残してくださったのか?が、一気に伝わるようで、圧倒的でした。
思わずその場で「継承してくださった日本を、必ず私も継承して次世代に繋ぎます」と心の中で誓ってしまいました。
「明治維新胎動の地」という石碑を見るだけでも込み上げて来る涙。 「私はこんなにここに熱があるんだ!」と驚きながらよく涙を流した2日間でした。
松蔭先生の資料館で影響を与えたお弟子さんたちの名前一覧を眺めながら、「わざと無罪の罪で処刑になって、青年(弟子)たちを動かした」という研修を引率された先生の言葉と繋がり、ここでもどれほどの深い祈りと志が受け継がれたのか?計り知れないほどの思いを感じました。
本物の教育があったことと、想定外だったかもしれないが死罪という機会を最大に生かした教え「留魂録」がお弟子さんたちの手元に届いたこと。
明倫館という萩藩の教育の中枢であった場所は、今も建物を移し変えて小学校があります。その小学校で現在も子供達が吉田松蔭先生の言葉を暗唱している映像にも、しびれました。
格調高い言葉を小学1年で諳んじている。そのことに大いなる可能性が詰まっていると感じ、生きる力、人としての徳を感じ、ああこのような人たちが大勢いたのが江戸時代末期であり、本物の教育がなされると、誰もが才能と可能性を開花させることができ、明治を作ってしまうほどの力を発揮できるのだなと想像が広がりました。
帰り道にバスで立ち寄った休憩所からの大自然の眺めが美しく、ああこうして幕末の志士たちは大自然の懐に抱かれながら、土地のエネルギーと美しさに包まれながら、天才教育を受け法友(仲間)となって行ったのだなと往時を偲びました。
豊かな自然。土地の力。この2点の大事さを思いつつ、 本物の教育の現場に触れる旅をすることができ、子どもの頃自分に誓った、日本の教育を変えることを、改めて実践しようと心に誓い直す時間でした。
先生方、運営をしてくださった皆様、ともに旅をしてくださった皆様、ありがとうございました。
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