「ただ在る」の力
華厳の滝。ものすごい水量で、中禅寺湖からの水が落ち続けています。
早朝で、私たちの他誰もいません。誰も見ていなくても、ただ水は落ち続けていて、滝は滝として存在しています。
喜ばせようとか、見せ場を作ろうとか、そんな意図はありません。
しかし私たちは、その姿や美しさに、心を打たれます。
何万年も、何千万年も、何億年も、人類誕生よりはるか以前から、ずっとこれだけの水量が落ち続けているのだとしたら。と思うだけで圧巻です。
ただ意図なく、それそのものであることへの魅力と存在感。
どれほど利己を手放し、ただ在る状態に至れるか?
数々の偉業を成し遂げた方の在り方に想いを馳せ、自然が教えてくれることに、ただ心を開きます。
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